APMOS(携帯型加速度脈波・血圧計)

文部科学省 知的クラスター創生事業 札幌地区ITカロッツェリア
2006年のプロトタイピング成果物

生活習慣病の防止や、病後の健康管理の課題をIT機器により解決するために提案された機器のプロトタイプ。これまで市場に出ていない廉価版の動脈硬化診断装置である「加圧脈波計」を一から開発・デザインしたものです。機能としては携帯電話を利用したデータ蓄積・履歴照会や医療機関へのデータ送信が可能になっています。

「携帯して持ち運べる」「実際に市販する」ことを前提としたデザインの模索を行い、札幌市の各企業と密接な連携をとりながら、約半年の間で量産可能なレベルまで開発を進めることに成功しました。

 

~当時の開発話~
札幌ITカロッツェリア事業の中では希少な「量産を前提」とした開発が推し進められた機器になります。重要なコンセプトとして「携帯型」を謳うため高度な小型・軽量設計技術が求められており、わずか6ヶ月でデザインと機構設計をそれに見合うレベルまで高められるかが課題でした。当時デザインに携わるリソースは桝田ともう一名の2名体制、さらに3Dモデリングと機構設計は私1人という状況でした。

当機器のメカニズム開発は札幌市の企業「株式会社ケイオス」様が担当。製品をデザインする、というプロセスに対して大変見識の高い企業様で、開発ディスカッションはとても円滑に行われました。

結果的にこの機器は実際に稼動し実証データの集積が可能なレベルにまでなり、札幌をはじめ全国各地の展示会にも出展、量産されていてもおかしくない完成度となったため多くの方から注目を浴びました。本成果は札幌ITカロッツェリアプロジェクト全体でも高い評価を頂くこととなりました。プロジェクト進行中は株式会社ケイオスの担当者様と密接な連絡を取り続け「後戻りせずに着実に設計を進めていけた事」が効果的だったと感じています。


プロジェクト詳細
機器名・・・携帯型加速度脈波・血圧計
用途・・・日常の健康管理、病院と患者側の医療情報のデータ通信
開発期間・・・約6ヶ月(2006年4月スタート・同10月完了)

クライアント 文部科学省知的クラスター創成事業 札幌ITカロッツェリア
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