3D TRACE

※こちらはデザイン成果物ではありません。技術紹介ページになります。
某有名ロボットをプラモデルから3Dデータへとトレースしました。
トレースとは「なぞり書き…つまり絵を写し取る」という意味です。
マンガで言えば写し絵。トレーシングペーパーという写し絵用の紙が分かりやすいですね。
3DCADにおいては、現物の寸法通りに3Dデータに入力していく事を指します。
簡単に言えば「画面の中に現物そっくりそのままの、全く同じ寸法の立体を作り上げること」です。
3DCADのトレースは、採寸する手間とCAD技術と「几帳面な性格」が求められます。
特に、ロボットのように関節が曲がったり、多くのパーツから構成されているものの場合は
ほんの少しでも寸法がずれたり、データが間違っているとアセンブリ(組み立て)したときに
つじつまが合わなくなります。
小数点第1位まで採寸するのは当然として、可能であれば小数点第二位までは計測したいところです。
このように、デジタルノギスで計測していきます。
今回使用しているプラモデルは高精度な成形がされていますが、成形物の宿命でもある「ヒケ」などはどうしてもあるので一箇所だけではなく、数箇所あたりを付けて採寸し平均値をとっていきます。
計測した寸法値をもとに、CAD側に輪郭線を起していきます。
上図では、小数点第一位までしか表示されていませんが実際は第二位までの値が入っています。また、この入力時点で今後どのように3Dに起していくかはある程度頭に思い描きながら入力していきます。そうしないと後で面倒くさい手戻りが発生したり、3D化していくときに使いづらい線になってしまうからです。この辺りは3DCAD入力の経験によるものです。
デザイン発注をお考えの方向けの情報
当方は北海道・札幌エリアをはじめ全国からデザイン業務を受注しています。
デザイン業務を依頼してみませんか?製品そのもののデザインをはじめ、デザインに関する様々な業務支援をしています。先ずは気軽にご相談ください。ご依頼お待ちしております!
業務についての詳細はこちら
お問い合わせのご連絡はこちら