Drivers Support System (高齢者ドライバーサポートシステム)

文部科学省 知的クラスター創生事業 札幌地区ITカロッツェリア
2007年のプロトタイピング成果物

GPSナビゲーションや加速度センサーなどと連動し、様々な運転の状況を記録・蓄積していく装置。運転を終えた時に、運転の安全性がどれだけ保てたかを評価する事が可能。職業ドライバーの方や高齢者ドライバーの方などに利用して頂くことで安全運転の自己採点と改善に繋がる目的を持った機器になります。

車載を念頭に置いた機器であるため、設置方法は「様々な車種間でも共通して使え、機器の設置も難しくない」ドリンクホルダーを利用するコンセプトを発案しました。運転中には当機器の操作や表示の確認をする必用がないように設計されており運転手の視界に置く必要はありませんが、危険運転を記録した際には光や音声で知らせる事が可能となっています。

 

~当時の開発話~
開発がスタートした段階では「機器の構想」しかない状態であったため、当機器の使用方法、設置方法などイチからコンセプトを作り上げデザイン提案していく必要がありました。またデザイン担当が桝田1名であったためリソース管理という点では苦労した機器開発になります。

6ヶ月で実証実験に耐え、小規模量産まで達成させるという開発日程でありましたが、札幌ITカロッツェリア事業も後半のプロジェクトであったためそれなりのノウハウ蓄積と企業連携を持ってこなすことが出来たプロトタイピングモデルになります。デザイン担当者が機構設計も兼任する場合「設計しやすい外装デザインに走ってしまいがち」なところ、デザインと設計を両方を行き来しながら、両面で妥協のない仕上がりにする事を目指しました。

結果として稼動できる状態で各種展示会に出展され、デザイン面でも評価を頂きました。


プロジェクト詳細
機器名・・・高齢者ドライバーサポートシステム
用途・・・運転の安全度採点システム、運転状況のロギング
開発期間・・・約7ヶ月(2006年9月スタート・2007年3月完了)

クライアント 文部科学省知的クラスター創成事業 札幌ITカロッツェリア

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